【怪文書】いよわ作「ねむるピンクノイズ」感想【微ネタバレ】

私はいよわ作「ねむるピンクノイズ」を鑑賞した。
感想をここに残す。


以下怪文書微ネタバレ注意
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1.YURAGI(instrumental)



この作品(あえて曲とは言わない)は私に沢山の「あたりまえ」を教えてくれた。

●音楽は自由だということ
●音楽は作者と鑑賞者がいて成り立つということ
●作者と鑑賞者、どちらかが止めない限り音楽は流れ続けるということ

どれもあたりまえのことだ。しかしこの作品は再度そういったことを考えさせられる。
この作品は鑑賞者が止めない限り1分38秒間流れ続ける。
「もういい、もう十分だ、俺が悪かった、やめてくれ、助けてくれ」
と泣こうが、叫ぼうが。
鑑賞者が停止のボタンを押さない限り、流れ続けるのだ。
「いよわの世界」が。
もし「音楽家としてのいよわ君を知りたい」という者がいたら、私はこの作品を薦める。
薦めた私は人殺しかもしれない。
いよわは間違いなく、鑑賞者を殺すつもりでこの音楽を作ったから。
叫ぼうとしても声が出ない。止まない動悸。もう手遅れだろうか。
そう思った刹那、ベルのような音が作品の終わりを告げる。
眼前には見たことのない世界が広がっていた。




2.夢遊絶頂感



いよわ国、国歌斉唱。
いよわ国の実態は未だ明らかになっていない。調査に行った者が皆帰って来ないからだ。
風の噂によると、いよわ国に住み着いた者はみな夢の中にいるみたいな顔で
「最高だ」って言っているそうだ。
いよわ国の存在自体を疑う者もいるようだが、私はいよわ国の実態を明らかにすべく、
ねむるピンクノイズ地方の奥地へと向かった。




3.わたしは禁忌


ねむるピンクノイズ地方は喧騒に満ちた前衛音楽が栄えており、休む暇を与えない。
既知の曲でも心を落ち着かせる作用は概ね期待できない。
食に喩えるなら、
ステーキ→全マシマシラーメン→盛り過ぎて米の白い部分が見えない天丼→満漢全席
みたいなもの。
もえあずでも厳しい。


禁忌ちゃんならイケるってマジ?

強いて言えばこの曲がねむるピンクノイズ地方で唯一安心と休息が得られる
デザートのホールケーキ(1.5kg)かもしれない。
この曲が終わった後はもはや修羅の大食いバトルしか残されていないようだ。
長い旅だ。各自で音を止めて休憩を摂る必要があるかもしれない。




4.IMAWANOKIWA


・・ -・-- --- ・-- ・- -- ・- -- ・-
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5.緩やかな化膿



私の表記ミスではない。
確かにジャケットの裏には「ゆるやかな化膿」と書かれていたが、
歌詞カードには「緩やかな化膿」と書かれていた。
意図的なものか、単なるミスなのか知る由はない。
ただ、放蕩コンピvol.2の『ゆるやかな化膿』と本作が全く別次元の出来栄えであることは
断言していい。
恐らく彼が手に入れたozone8(マスタリングソフト)がそうさせたのだろう。
ねむるピンクノイズ地方のマスタリング・アレンジによって、
niconioに残された思い出が化膿を起こした。
もういよわ国から逃れることはできない。




6.赤色が怖い



☭☭☭☭☭☭☭☭☭☭☭
урааааааааа!!
☭☭☭☭☭☭☭☭☭☭☭

いよわ国では、新曲があなたを解釈する!
貴重な初心者向けいよわ。PVが無くても分かりやすい歌詞、分かりやすい曲調。それでいていよわ節が冴えわたる。
私の住む世界にこれを持ち帰ればセメスTubeで2京再生は堅い。
本家MVは5000兆再生を突破、歌ってみたなどの二次創作は合計8700兆再生、残りの6300兆再生はそれらの無断転載で構成されている。
実際のところ、いよわ国が共産・社会主義制度を導入しているかは分からない。
彼が描き下ろした絵の左側をよく見ると、木に吊りさげられた死体に見えなくもない。
奇妙な果実
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%87%E5%A6%99%E3%81%AA%E6%9E%9C%E5%AE%9F
いよわは我々の想定とは全く異なる世界観を提示し、警鐘を鳴らしているのかもしれない。
いよわ国では、新曲があなたを解釈するのだ。




7.ディアーマイウィッチクラフト


全年齢対象いよわ。いつから狂ってないいよわ曲が貴重になったのだろうか。
良い曲、良いストーリーだよ。狂気なんてなくてもさ。
ほころぶ鑑賞者に突然同じ声がささやいた




???「狂気ガホシイカ?」




8.アダラナ



ビリー・ミリガン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%82%AC%E3%83%B3

 

Ah!これだ!この音が!いよわの織り成すストーリイが私の美学を壊した!
最高だ!最高だ!最高だ!最高だ!ああ

 

 

 




9.無辜のあなた


また思い出が化膿を起こした。
タイトルは同じだがniconicoとも放蕩コンピともチャンネルが異なる。
いよわは過去のいよわを簡単に追い抜いてった。
私達は音量に騙されていたんだ。
鑑賞者が停止のボタンを押さない限り、「いよわの世界」が流れ続ける。
嗚呼 止まれやしないよ。





10.マーシーキリング


3.わたしは禁忌
の時、私は「各自で音を止めて休憩を摂る必要があるかもしれない。」
と言った。
この曲の終わりと同時に小休止を摂るのが丁度いいと私は思う。
安心してほしい。鑑賞者が停止のボタンを押しても「いよわの世界」は逃げたりしない。
いや、私は「いよわの世界」から逃げられないのか。
無辜の怪物が彼女から逃れられないように。




11.水死体にもどらないで


縺ェ縺ソ縺ョ縺翫→縺後↑縺
縺翫?縺シ繝シ縺九k繧ゅ◎縺
縺、縺セ繧
繧上◆縺励?縺?h繧上′縺吶″




12.知らない香り



どこだここ。私が知らない場所。私が知らない「いよわの世界」。
これは素晴らしい。私はそろそろ旅を終えなければ。
この発見を持ち帰って日本いよわ学会に発表しよう。
ノーベルいよわ賞は私のものだ。
そういえば帰り道はどこだろう。
おかしいな。雨は降ってないのに顔が少し濡れている。




13.ラストジャーニー


私の旅も終わりを告げようとしている。
何だろう。今はまだ言葉では表せない感覚。
同じ曲を聴いているはずなのに、
続きの曲が待っているというだけで身体が悲鳴を上げている。
私はラストジャーニーの続きとなる曲が待っていることを知っていた。
それだけなのに
「もういい、もう十分だ、俺が悪かった、やめてくれ、助けてくれ」
心のどこかでそう思っているはずなのに、私は停止のボタンを押さなかった。





14.エンゼルケア



涙が滝のように流れた。ボロ泣きだった。
20年以上生きてきて、作品を見て泣くということすら無かったのに。
最初に泣いたのはIMAWANOKIWAを考察していた時。
そういう年になったんだな、と老いを感じただけ、いよわの世界を賞賛するだけだった。
いい年した大人が作品を見て大泣きすることは理解できなかった。
事実それは私の身体に起こった。
それでも理解できない。
何で謝るんだよ
何で逝っちゃんたんだよ
「愛してるよ」って言えよ
大好きなんだろ?
おい
何でだよ
終わるんじゃねぇよ
なんで……なんで……
















15.?????????????????

YURAGIを聴く前からシークレットトラックの存在には気づいていた。
私はその時、異物だと思った。
いよわのアルバムには必要のない存在。興醒めな。
しかしエンゼルケアでボロ泣きした後にこの曲を聴いたら、考えを改めざるを得なかった。
この曲は演劇で言えばカーテンコールだ。
出演者が舞台に現れ挨拶をするアレだが、
鑑賞者を空想の世界から現実に引き戻す効果もあると聞く。
このシークレットトラックが無かったら「いよわの世界」から戻ってこれなかった
かもしれない。
一生エンゼルケアの悲しい感情を引きずったままだったかもしれない。
あってよかったシークレットトラック。
ありがとうshabo、あんたのことは嫌いだけど、いい仕事したよ。





最後に
こうして私のいよわ国を巡る旅は一旦の終わりを告げた。
「いよわ国」とは何だったのかはさっぱり。
「ねむるピンクノイズ」最高傑作でしたよ。いよわ好きは全員買ったほうがいい。
音楽を通じて新しい出会いを求める人にもオススメ。
個人的には年下の作った曲に大の大人がボロ泣きしたの超恥ずかしいし、
最近はラストジャーニー聴くだけで涙が止まらなくなったよ。
バイト中、脳内で勝手にエンゼルケア流れ出して泣きそうになるの何とかしてほしい
こんな体にしやがって。いよわ憎むしかねぇわ。
通販売り切れてても私の管轄外なのでいよわに言ってくださいね!!!!!

↓はいこれいよわのTwitter!!!!!!!
https://twitter.com/igusuri_please


胃と銀行残高爆発しろ!!!!!!!!!!!れ!

以上!


★追記★

DLできるゾおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお