初めましての方は初めまして、純セメスと申します。
【お知らせ】
— 無色透名祭_Official (@mushokutomeisai) 2022年6月17日
7月28~31日開催決定!!
無色透名祭の公式ページを更新しましたhttps://t.co/MfrdfqlRyn
・スケジュールの項目追加
・ニュース追加(無色透名祭への参加方法)
・FAQ追加 pic.twitter.com/88gbqzxO4r
なんか進展があったっぽいので、この記事を書くことにしました。
結論から言うと、
「多くのリスナーはこのイベントを楽しむのが難しいかもしれん」
と思ってます。
え、だって、音楽だけ聴きに来てる人なんて有史以来ほとんど居ないからね。
有史以来。
「今時の若者は音楽じゃなくてPV観に来とる!絵師ゲーじゃ!」
とかじゃなくて、
「まず音楽と、音楽に付随するパフォーマンスは切り離せない」
よね、って話です。
パフォーマンスは例えば《踊り》だったり《演技》だったり《PV》だったり《ゲーム》だったりするんですけど、
「普段から音楽に付随するパフォーマンスに慣れ親しんでる人達に対して、本当に音楽だけで需要を満たすことができるのか」
っていう所は本当にこのまま行くとネガティブな未知だなと。
キャッチコピーや宣伝前評判は申し分なくても、実際開催された時に一気に1000曲2000曲投稿されて、聴くヒトはほとんど居ませんでした(どの曲も2525再生行きませんでした)は普通にあり得ると思います。
この壮大な実験に対して「リスナーが聴く」という形で膾炙できない結果になるのは非常に勿体ないと思うので、 無色透名祭だからこそできる音楽の楽しみ方、
「利きボカロP」について説明しようと思います。
利きボカロPとは?
「匿名投稿されたボカロ曲を片っ端から聴いて、推しボカロPの投稿曲を当てる」
闇のゲームです。
無色透名祭、この楽しみ方で行こうとしているリスナーも多いんじゃないでしょうか。
預言すると、リスナーの大半は「つまずき」ます。
だって今回のイベント確実に投稿曲1000曲越えるから。
片っ端から聴けない量になるのは恐らく確実なので、試す前に諦める人がかなり多く出ます。
今回私が記事に書きたいのは「ボカロPの当て方」は第二で、
第一は「つまずいても起き上がる体力の作り方」です。
推しの曲をたくさん聴こう
とにかく、たくさん聴きましょう。「当てるため」というのもありますが、
「己がどれだけ音楽を聴き続けられるか」を知ることが重要です。
別に、実戦と同じ形式(推しじゃない曲も普段から沢山聴く)を採用する必要はありません。
やらなくたって、知らない曲を聴き続けるなんて苦痛なのは分かってますから。
「私、知らない曲普段から聴くの好き~」って人はもう大丈夫だと思います。
1日に1000曲チェックは頑張ればできる人だと思います。
ただ、そういう人はリスナーの中でもごく一部なので、
まずは「推しの曲を何時間でもヘビロテできるようにする」ことが肝要です。
本当にマラソンなので、己の限界を知ることが大事です。
己に合わないペース配分で走ると、つまずきます。
推しの曲を分析しよう
とにかく、己の言葉で推しの曲の傾向や特徴を説明できるようにしましょう。
「当てるため」というのもありますが、「推しの曲じゃないものは早めに切る」ことができれば相当なタイム短縮、体力コストカットに繋げられます。
「リスナーとしてそんな残酷なことはできない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、投稿曲数が4桁を越えたら、言ってられなくなると思います。
とにかく気付いたことはメモしましょう。間違ってても構いません。
分からないことがあったら一旦考えてみましょう。分からなかったら保留しましょう。
後から振り返って「あの時推しの曲についてこう考えてたんだ」と思えるようになったら、それは「成長」と言えるんじゃないでしょうか。
分析したことは忘れよう
忘れてください。
正確には「本気で推しの曲を当てたい場合は、己の分析が却って枷になる可能性が高い」ということです。
まず、推しは無色透名祭という匿名の舞台を活かして
「普段のブランディング上投稿できなかった新しいスタイルの曲」
を出してくる可能性が高いです。
推しにとっては数少ない「実験ができる」「失敗ができる」機会としてこのイベントが用意されています。
なので分析したこととは全く違うことをやってる曲が最終的に推しの曲でした~みたいなことが平気で発生すると思います。
じゃあ分析は無意味なのか、といえば決してそうではありません。
重要なのは「聴いて、考えて、まとめた」という体得の過程です。
推しがどれだけ今までと違う曲を出そうとしても、どこかで必ずクセが出ます。
そこを直観的に見抜くためには、自力で分析するという過程がどうしても必要です。
後で「音鬼斬」っていう人にマイク渡すんですけど、この方は今年のボカコレルーキー春に投稿された曲2日分を網羅して、完走曲(最後まで聴くに値した曲)にだけマイリス付けてるんですよ。
この人何がヤバいって、「好みの曲になるか否か」の判断スピードが異様に速いんですよね。
前ちょっと怖いな~って思ったのが、私が音鬼斬に曲紹介して「どうだった?」って訊いたら「5音も聴いてもた~」って回答がかえってきたんですよね。
まず「秒数」じゃなくて「音数」なのが意味不明だし、「5音も聴いた」ってことは
「普段は0音~4音で判断して途中切りしてる」ってことなんですよね。
音鬼斬はそれで普通に好みの曲だけ発掘して満足なリスナーライフを送ってるみたいなんですけど、正直ここまでやる必要は無いと思います。
ただ、地道にリスナーとして「好み」を追求していったら、そういう「直観」が身につくかもよ、っていう話です。
音鬼斬は「利きボカロP」関係なく全曲チェックするみたいです。
おススメ利きボカロP紹介
「いや、別に推しのボカロPとかいねえし」というリスナーも沢山いらっしゃると思うので、2名ほど参加可能性の高くなおかつ、匿名投稿でも光るであろうボカロPを紹介したいと思います。
Roji
例えば1年以上v_flowerの新曲ほぼ全曲追いかけてるフラワ廃10人集めて
「利きRoji」やってもらったら、10人とも「歌い出し」の数秒だけでRojiの新曲を当てることができる。
それくらいRojiの調声というのは特徴的かつ唯一無二。
曲調や歌詞の部分においても、他の「音の気持ち良さ優位」コンセプトの楽曲と比較してやはり独自の世界を走っている。
本当に間違うことがない。「利きRoji」おススメ。
いよわ
jyunreaistdoudoudou.hatenablog.com
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細かい解説は過去の記事に任せるとして、いよわを選んだ理由は俺の好み云々以上に
「確実に無色透名祭でいつもと違う変化球投げてくるけど、絶対作者特有のクセが出るので、しっかり聴いてる人は当てられる」
典型だからですね。
私は当てます。いや本当に。
しっかり背景まで隅々まで知って当てたい方は是非、私の裏垢(いよわの爆破したIDを再取得した)@iyomizuderaをフォローして下さい。
普段こういうこと呟いてます。
あ、何か話ズレてきましたね。〆ます。
最後に
私はクリエイターに対する敬意とか持ってません。
こういった場を設けて下さった主催者さんに対しても
「まーせいぜい頑張って失敗すれば~?」
って思ってます。失敗を繰り返して、その都度見直して改善してより良くなってくから
敬意とかリスペクトとかでリスナーの行動や人間関係が縛られることは
「音楽を音楽として評価する行為」から遠ざかるものとして認識しているからです。
本当に、クリエイターは様々な動機を持っていくらでも生えてきて、
あっという間に供給を過多にします。
そんな圧倒的な投稿曲数を見て「ボカロはオワコンじゃない」だの「ボカロ再興」だのほざく奴が大嫌いです。
本当に、聴かれなかったら意味無いから。
多様な評価軸を持ったリスナー1000人以上が全曲チェックするようになったら、
(つまり、全てのボカロ新曲が1000再生以上されるような世界になったら)
リスナー1000人以上の目を通して光る作品が発掘されるようになったら、
それはボカロ有史以来の隆盛だと思うんですよ。
かなり極端な思想ではありますが、私の幻想(おも)うGOALはそこにあります。
はい、ただの幻想です。
「利きボカロP」、やってみませんか?
2022年7月28日(木)18時より投稿開始だそうです。
まだ一ヶ月以上ありますね。
音鬼斬くんに代わります。
あ゛~~~す!音鬼斬(オニギリ)です!!!!!
言いたいことパッパッ言って終わるな。セメスの野郎時間取りすぎや。
まず、無色透名祭「全曲チェック」します。
但し、少しでも気に入らなかったら切ります。
もう公開マイリス作ったわ。
うん。
いや別に「俺好みの曲作れ」言うてる訳ちゃうで?
俺は新しい音楽の出会いが欲しいだけやねん。
2~3音で切ってる俺が言うのも何やけどさ。
それはもう「強烈な出会い」が、欲しい。
だから全然、ルールの範囲内で「何でもアリ」やってええよ思う。
文字の大きさや太さに制限は無い。
曲名の長さ、曲の長さに制限は無い。
いくらでも目立とうとしたらええ。
俺は音楽で斬るから、安心して目立て。
悪いことやない。お前らの自由な発想が見たい。
その上で、音楽で斬る。
匿名だし、失敗してもいい。
名前公開した後に恥かいてもええやろ。
だから、全力で来てくれ。
全力を聴かせてくれ。
俺は全力で斬るから。
以上。