お久しぶりですね完全に純セメス。
手短(冗長)に話します。
もはやボカコレは特別感を失っている
主観です。
皆さん、ボカコレに関してポジティブにもネガティブにも色々言いたいことあるでしょうけど、論点が散逸すると話にならないので1つに絞りました。
最初は得体の知れないイベントとして凄みがありましたけど、今となっては同時に3,000曲くらい投稿されようが「今回はこれくらいか~」になっちゃうんですよ。外野がどれだけ毎回「キャー!3,000曲!すごい!」って煽ってもこれは避けられないんです。
これ曲数の話だけじゃなくて、全てにおいてそうなんですよ。
全てって、リスナーに対しても、創作者に対しても、曲そのものに対しても、そうなんです。
リスナーも、創作者も、曲も、ひとりひとり違う、ひとつひとつ違うので一概には言えないんですけど、大体
●上位のランキング見ても「まあそうやろうな」って思うだけになってくる
●創作者が相互リスインでマイリスいいね!カルテル(隠語)してても「まあそうやろうな」って思うだけになってくる
●創作者は創作者で「半年後にも開催されるから、今回はRemixでいいや」になってくる
●「どうせランクインしないし、半年後にも開催されるから、今回は思いっきり振り切ってリスナーに聴かせる気無いような滅茶苦茶な実験曲出したろw」になってくる
●別にそういう曲は何万分の1で当たる宝くじでも何でもなくただの「伝える努力を放棄している」「何なら己の感情や思考を乗せる努力すら放棄している」無価値な屑なので、リスナーはそれを聴いて「まあそうやろうな」って思うだけになってくる
んですよね?
あ、全然いますよ。
熱のあるリスナー、創作者、曲。
ありますあります。
ただ、遅いか早いかの違いでしかないと思ってます。
遅かれ早かれ、皆さん熱は冷めていきます。
その熱は「得体の知れなかっ"た"ボカコレ」によって焚きつけられた熱に過ぎないから。
己が熱意をもって打ち込んでいたはずが、ただボカコレというシステムに焚きつけられて動かされてただけなんじゃないかって。
本当はボカコレの操り人形になるのが気持ち良かっただけで、創作そのものも、創作を消費する行為も、大してアツくないし、最初から好きじゃなかったんじゃないかって、
疑うようになるから。
俺はこれを「最適化の末路」って呼んでる。
— 純セメス (@jyunreaist) 2020年7月4日
よく「馬鹿が面白くないことをやってコンテンツは一生を終える」という言説が蔓延るが、違う。
みーんな賢く快楽を最適化してコンテンツを注射するから廃屋になる。 pic.twitter.com/5nFfzEbXqi
「最適化の末路」概念ですが
— 純セメス (@jyunreaist) 2021年8月13日
「世の中には需要と供給がビタッと合う点が無数にあって、それを砂漠の中から探すゲームがあるけれども、一番楽な方法は快楽を貪ることだけは得意な馬鹿を騙して金にすることだし、最終的に商売はどうしてもそこに行きついてしまうよ」
ってことです。
ね?
ここからが本論なんですけど
●ボカコレは常に新しいイベントとしてユーザーの潜在需要に応え続け
●そのためにはより高い頻度で構造(とりわけレギュレーション)を改廃する
必要があります。
現状ボカコレは
●半年に一回程度開催される伝統的なイベント
●毎回違う新曲が多数投稿される現状に甘えており、構造が引き起こしている中だるみから目を背けている
状況だと思ってます。
正直「何言ってんだお前」「今のボカコレが一番楽しい」って言う人が大半だと思うんですけど、以下具体的な「こういうボカコレの方が面白くね?」っていう提言を挙げていきますので、まあ見ていってからあることないこと言ってください。
提言①
ボカコレルーキーとボカコレTOP100は完全に別開催にしよう
「いやいや、TOP100に大御所が出るからルーキーも盛り上がるんだろ」
って思う方いるかもしれないんですけど、
そんなんだからいつまで経ってもルーキーはTOP100の金魚の糞みたいな扱いになっちゃうんですよ。
ルーキーだけで2,000曲以上出るんだから、ルーキーだけの開催は成り立ちます。
皆がルーキーを見る環境を作れば、TOP100の1位作品みたいな「再生数100万200万ドカーン」っていうのがね、全然あり得ると思うんですよ。
はっきり言ってTOP100も年2回開催でなく年1にすれば、大御所も真面目にオリ曲出してくると思うんですよ。というか、年2開催をまともにやってたら皆疲れるだけだから。
もっと1回1回違う目的意識を持ってプロジェクトに取り組まないと、ボカコレは確実にシーシュポスの河原になるから。
提言②
ルーキー部門(投稿後2年以内)は死守しつつ、新ルーキー部門を新設し「理論上誰もが参加可能」なボカコレは維持しよう
「は?」って思うかもしれないんですけど、そもそも論として
★投稿後2年経ったけどルーキー名乗りたい創作者
ってめっちゃいるはずなんですよ。
だからボカコレルーキー(仮)はこの4部門で構想してます。
●ルーキー100
●殿堂チャレンジ(新設)
●ネタ曲GRAND PRIX
●Remixチャレンジ
この「殿堂チャレンジ」の目的と参加条件と報酬を考えまして、
殿堂チャレンジとは?
目的:投稿作品の10万再生(殿堂入り)を目指す
条件:そのアカウントの過去作品において、10万再生以上の合成音声曲動画が「ボカコレルーキー期間中に」「公開されていない」こと
報酬:上位入賞者に金銭的な報酬や何かしらの確約は一切なく、代わりに協賛企業から「10,000~999,900ptのビデオクリップ広告(通称:リアルガチ広告)」が入賞楽曲に投入される
要は「10万再生欲しいと思ってる奴は全員ルーキー」だと思うんですよ。
ルーキーか否かの境界を、年数でパキィと分けるのも手なんですけど、
「殿堂チャレンジに参加したいがために、既に殿堂入りの曲を非公開にするのが恥ずかしいと思うかどうか」という心理面を境界にしてもいいと思うんですよね?
正直このレギュなら
●大手の投稿者はまず弾ける(もちろんサブ垢からの投稿は認めるが……)
●自称ルーキーが持ち前の音楽技術とコネでランキングを掻きまわす
●事実上の自称ルーキー部門を新設することで、本家ルーキー部門の目が厳しくなり、「転生ルーキーするくらいなら、殿堂チャレンジ出ろや」という世論を形成できる
から、メリットだらけだと思うんですよね?
各位の意見募集してます。
で、「殿堂チャレンジ」にも参加したくない大手投稿者には「Remixチャレンジ」に出てもらうように仕向けます。
Remixチャレンジとは?
●通常のボカコレRemix部門と異なり、予め指定された10~20曲の「課題曲」のRemixでしか出場できない
●課題曲は毎年見直され、主に過去にstemデータが配布されたが、あまりRemixされなかった楽曲や、Remixが他の楽曲よりもしやすかったり、逆に難しそうな曲が指定される
これで十分差別化できると思うんですよね。
ここから結構重要なキーワードなんですけど、
提言③
ボカコレルーキー(仮)は多様性のあるコンクールでありたい。
その為には、通常のランキングに加えて審査員特別賞枠を多数設けるべき。
結局、一番つまらない最適化っていうのが
「ランキングで1個でも上に座れるよう、皆同じような研究をして、皆同じような売れ線の曲を投稿する」
ことなんですよね。
ルーキーなんてのはまず己の長所を見つけてそれを伸ばすための工夫を勉強しないと始まらないんですよ。それがたとえランキングに載りづらいジャンルで、売れ線じゃなかったとしても。
皆がルーキーの頃から売れ線の研究、トレンドの研究してランキング争いなんてしてたら、だんだん「ボカロ」の可能性が閉じていく訳ですよ。
もうキレちゃうよね。
だから、ランキングという1つの軸では見つかりづらいけれども、確かな「好き」がそこにある審査員特別賞が10~20枠くらい欲しい。ルーキーが個性出して作品を創り上げて評価される環境を整備した方がいいと思うんですよ。
特別賞の発表は2ヶ月後くらいでいい。
審査員に全曲リスナーさせるつもりじゃないけど、少なくともボカコレルーキーが数日で消費され、評価される世界にすべきではない。
提言④
本家ボカコレはルーキーと分離して年1の「祭」として開催。
部門はTOP100とRemixのみ。
全員が同じ土俵で21時スタート!
ルーキーがコンクールなのに対して、本家ボカコレは年1で最強を決める「祭」であるべきだと思ってます。
もう年2でやっちゃダメなんだって。
特別感がなくなるから。
ガチでヤバい伝説的な曲が半年に一回ペースで生まれ続けたらそれでいいのかもしれないけど、別にそんなことはないんですよ。
仮にそうだったとしても、年1で同じタイミングで伝説的な曲が5~6曲一斉にかち合った方が面白いんですよ。
年1にした方が絶対面白い。
もちろんスクラッチ(ハンデ無し)で。
テーマ自由のRemix部門は添えるだけ
(あとネタ曲部門がしれっとボカコレルーキーだけになってるけど、普通にTOP100に乱入してこいよって意味な。別に「ネタ曲GRAND PRIX」は年数制限一切ないから好きに出てもらっていい。一応ボカコレルーキーの方は細かくレギュ分けして公平感を演出すべきと判断した)
次がボカコレ提言最後になります。
提言⑤
1部門2曲までにしろ
もう普通に3曲以上出すんやったらボカコレタグ外してほしい。
無色透名祭とはコンセプトは違うけれどもさ、大量に作品が同時に投稿されるのは同じやろ?
じゃあもう曲数制限ボカコレに導入した方がいいって。
人力だろうがAIだろうが関係ないって。
1部門に3曲以上出しちゃうって、もう「どの作品をボカコレに出すべきか」っていうのを選べてないだけじゃん。
多くの作品が投稿されることは良いことなのかもしれんけど、これだけ多数の創作者が参加するイベントである以上、1人が1部門で10作品もバーンって出すのはちょっともう俺はリスナーとして看過しない方がいい思てます。
別にもっと平場で曲出せばええやんって話なんすよこれ。
はい、ボカコレの話おわり。
俺の今後~優先順位低いことはあんましたくない~
①彼女(将来これは「家庭」という名前に変わる)
②仕事
③私生活
です。
従って
●保全事業の撤退(済、現在は最低限の友人関係のみを維持)
●セメス証券の有料ビデオクリップ広告事業の撤退(4月より)
●各種趣味活動の緩やかな縮小(必要以上に時間と金をかけるべきでない)
を行っています。
あの、
やるべきことをやりたいんです。
皆さんが想像してることで、俺がやってない、やらなくなったことって
「やらなくていい」「もうやるべきじゃない」
って、判断したことなんです。
この記事も優先順位低いんで、書くか迷いました。
ただ、前に進むために必要だったんで、一旦落ち着いた今を狙って書きました。
ポケミクに関してはsyudou参戦確定した時点で大御所縛り消えたし、はるまきごはんが多忙でほぼ参戦難しい状況が発生してるからもうマジでイライラしてました
数年スパンで人生のステージは変わるので、
どうしてもそういうことは発生します。
ご了承下さい。
裏でコッソリやってることを見つけたら
(これは優先順位低いけど、まあやっといてもいいかな~って判断したんだな……)
って思ってくれていいヨ!
それではまた会う日まで。
じゃあね~Byeなら!