【本質】1000年生きてるを考察する【イヨッワ・コード】

私です。いよわ曲のビデオクリップ作成に定評のある純セメスです。

運営の犬

考察記事なのに最初からこんなこと言うの本来ダメなんですけど、
「とかげの心」との関連性は各自Pianism買って考察してください。


何故こんな突き放したようなこと言うのかなんですけど、
1000年生きてるの歌詞リファレンス先のほとんどが「とかげの心」で、全部書いていったら未公開作品の重大なネタバレになるからです。
歌詞を照合すれば簡単に分かる話をいちいち全部書くのは他の人に任せたいです。

あと、「とかげの心」を擦っても出てくるのはキャラストーリーの情報であって、
作者のいよわ氏が本当に伝えたいであろうことからは離れていきます。
「とかげの心」を擦るのは最低限にしつつ今回は「本質」の話をしていきます。
【注意】
※見ての通り本記事の執筆者は無駄にプライドが高く、自己顕示欲の塊です。ご了承の上、嫌になったら見ないで下さい。私は謝るような人間ではありません。
私の解釈は他者の解釈を否定したり、押し付けたりするものではありません。
※私は視聴者それぞれの解釈を尊重します。










★1000年生きてる考察★
【歌詞考察】

①あー
決まった言葉垂れてまたヒューマン
ちょっとステキな晒し者ね
はした命眺めて全てを無視した
②額縁の中で1000年生きてるのさ

①について
「とかげの心」の歌詞開いてる人は「決まった言葉」ってそういうことか~ってなってるかもしれないんですけど、今回注目したいのは「あー」

「あー」
はね、いよわ歌詞の決まり文句なんですよ。
イーマイナー以降の楽曲は超高確率で「あぁ」とか「あー」とか言わせてて(秘密基地で待っていてとか顕著なんですけど恋愛コンピ絶版……)、これはもう
「メロディの長さに対して歌詞が短すぎる時に感嘆表現で水増しする」場合に使ういよわ氏の常套手段なんですよね。
「決まった言葉垂れてまたヒューマン」はワンチャンいよわ氏の癖を自己批判してるとも取れるんですよね。

②について

はい本作の主人公の正体はかぐや姫です。
1000年生きてる創作+姫といえばもうこれしかない。
じゃあ何でかぐや姫が額に飾られてるの?という話はPV考察で語ります。

知らない偉い人が石に文字彫って祈って(葬)
気の狂った誰かがホワイトを塗りたくった(冠)
ラクタの上でくどいプロポーズを待って(祭)
あつい口づけを交わすとき鳴りひびくクラクション(婚)

()内で言及してある通り、人の一生に関わる「冠婚葬祭」を表した歌詞である可能性が高いです。
 冠婚葬祭 ‐ Wikipedia

(冠)に関しては「ホワイト=おしろい」と解釈すれば通じます。
おしろい ‐ Wikipedia
「気の狂った」という部分も、鉛中毒になってまで美を追求した背景に言及したと取れます。
(祭)に関しては冠婚葬祭のwikiにもあるように、殊更に形式化・儀式化した側面を「くどいプ
ロポーズ」と表現したとも取れます。

③狂ったフリでごまかしていこうぜ
④骨も残らぬパパママよ
⑤ラッタッタ 口ずさんだ歌の名を知りたくて
まつり上げては落としたヒューマン
⑥ちょっと皮肉なオクシモロンね
斜(はす)の斜に構えて全てを無視した
あなたの気持ちが1000年生きてるのさ

③狂ったフリでごまかしていこうぜ→狂ったPVが流れてくるし、過去作もそうだったが、1つ1つに考察できる意味があるという示唆。または、意味の無い描写で誤魔化した部分もあるよといういよわ氏の告白。今回は「前者」であることを前提に考察を進める。

④骨も残らぬパパママよ

●なぜ「マパママ」に聴こえるのか
●なぜ「骨も残らない」のか
●なぜ今回のPVは「手書き文字を大きく動かす方式」なのか

それはもうリファレンス先がIMAWANOKIWAだからだとしか考えられない。
【赦せる人向け】IMAWANOKIWAを考察する【狂気】
https://ch.nicovideo.jp/jyunreaistdoudoudou/blomaga/ar1851048

ラッタッタ 口ずさんだ歌の名を知りたくて→歌の名前はエトワール


⑥「オクシモロン」
自体は
↓の言及通りなんですけど、

なんでわざわざ「ヒューマン」「オクシモロン」で韻踏んだかについては
「オフィスマン」(とかげの心の主人公)に語感が似てるからに違いないんですよね。
後はもう大体「とかげの心」なのでこの話終わり。

【PV考察】
はいお待たせしました今回のメインです。


こいつを読み解きます


文字化け回避のスクショ

色々アナグラムとか考えたんですけど、一番しっくり来たのは
「格上に対するリスペクト」
という解釈でした。

どういう意味かと言いますと、「絵の1つ1つがいよわの好きなアーティストの曲を暗示」してるんですよね。
え?意味わからん?
じゃあまずはボールから見ていこうボール


「2つの同じ色のボールが交互に飛び跳ねてる」んだよ。





背比べ 瓜二つの 良く似た落ち零れ 縦に並んで 立ち徘徊っていた


次いこう次、だあーだあるねー












シーラカンスは深海魚だね!





信号機(鏡映しなのは歌詞「左利きの直し方も~」に繋がってる?)








(いよわ氏がじんの「チルドレンレコード」でボカロを知ったのはご存知の通り)
https://originalnews.nico/284509

タコの解釈が一番難しかったんですけど、そういえばタコって足を自食するんですよね
んでまた生えてくるそうです




オートファジー ‐ Wikipedia

りんご









蝶と額









ではないんだよなこれが
はい、蝶のリファレンス先は#PARASITESではありません
なぜなら1000年生きてるのPVに出てくる蝶と額は、
他の物質と違って経年劣化していないからです


タコに釘が刺されているのは「自食」という永久機関を否定するため?
そうなんですよ、いよわ氏は
「自分のリスペクトしてる作品も1000年後には残ってない」
って言ってるんですよ。
残ってるのは「竹取物語」だったり、それに付随する和歌であって、ボカロが1000年後も残ってる確証なんてどこにもない。




でも蝶は爆発しても生還する。
つまりは蝶のリファレンス先はボカロPVではなく、竹取物語と同じく「古典」側にあるということ。
蝶に関する古典といえばアレしかありません。もしかしたら#PARASITESの蝶のリファレンス先も同じかもしれません。
そうです。

胡蝶の夢です。
胡蝶の夢 ‐ Wikipedia

「1000年生きてると胡蝶の夢」で記事1本書けるレベルで濃いんですけど、
今から永遠に話しても皆さん頭パンクすると思うのでここは一旦、

万物は絶えざる変化を遂げるが、その実、本質においては何ら変わりのない

という所にだけ着眼したい。
要はいよわ氏は

「絶えざる万物の変化の中で、ボカロはいずれ跡形も無くなっていくけど、作り手の気持ちといった本質的な部分は連綿と受け継がれて1000年生きてる」

と言ってるわけですよ。
こういうメッセージの作品をボカコレに投稿したんですよ?ヤバくないですか?



曲の最後の音が鳴るまで居座り続ける額くんは「創作における不変の象徴」として描かれてることは自明だと考えられます。

実際の所、「本質」「不変」「永遠の継承」という話自体が永遠に擦られ続けてるもので、
東は夏目漱石夢十夜」の第六夜『運慶が護国寺の山門で仁王を刻んでいると云う評判だから…』があり、
夢十夜 - Wikipedia

南は吾峠呼世晴先生の「鬼滅の刃




極北にはタイムパラドクスゴーストライター(伊達恒大と市真ケンジ)すらある


タイムパラドクスゴーストライター/透明な創作論TLまとめ(togetherまとめ)

その中だと1000年生きてるは「西ニ疲レタ労働者アレバ……」という作品に過ぎない訳ですけど、こういう古典的価値観を取り込んでオリジナルに(ボカロ史観を絡めて)解釈し、現代に伝わるように表現し切るって中々できることじゃないですよ。
ただ単なる「ストーリー創作」から脱却して、自身の思想哲学とも向き合う「新しいいよわ」が胎動しているのは間違いないと思います(私は「2期いよわ」って勝手に呼んでます)。

【まとめ】
●歌詞は「とかげの心」以外にも色んな要素あるけど大体「とかげの心」がリファレンスだよ
●PVに出てくる物質は「不変(かぐや姫・額・蝶)」「スポイル(りんご、ボール、シーラカンスetc……)」に大別できて、前者は古典からの引用や、概念そのものだったり、後者は1000年残らないMy respect作品の儚さを説いてるよ
●いよわ氏は胡蝶の夢から
「絶えざる万物の変化の中で、ボカロはいずれ跡形も無くなっていくけど、作り手の気持ちといった本質的な部分は連綿と受け継がれて1000年生きてる」
ということを説いてる可能性が高いよ。ボカコレに相応しいよね



また新しい発見があったら追記しますし、ご意見歓迎します。
またこんど!


アンデッドアンラック無かったら2番サビの描写思いつかなかった説


【追記(2020/12/25)】

日本一やもう

【追記(2020/12/30)】



忘れてた